筑波大教授が論文取り下げ=「ダイヤより強い結晶」誤り

筑波大は31日までに、同大数理物質系の岡田晋教授が責任著者として学術誌に投稿し、公開されていた「ダイヤモンドより軽く、強い結晶」に関する論文について、結論に影響する計算の誤りが見つかったため、取り下げたと発表した。
論文では、五つの炭素原子を立体的に組み合わせた結晶が、ダイヤモンドより軽くて強い構造を持つことを予測。6月30日付の米物理学誌フィジカル・レビュー・レターズ電子版に掲載された。
掲載後に外部から指摘があり、再計算の結果、ダイヤより高い強靱(きょうじん)性は示されなかった。利用したシミュレーションプログラムの扱い方を誤ったことが原因だという。
岡田教授は「論文の主たる成果が力学特性にあることから、取り下げの手続きを取った。今後はチェックを一層徹底し、このようなことが二度とないように取り組む」とコメントした。

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