立民・塩村あやか氏 アイヌ事業関係者を揶揄した杉田水脈氏について「辞任の経緯を明らかにすべき」

立憲民主党・塩村あやか氏が14日、参議院での内閣委員会に出席し、自民党の杉田水脈氏がアイヌ事業関係者を「公金チューチュー」と揶揄(やゆ)したことについて、厳しく追及した。
塩村氏は、松野博一官房長官に対して「杉田氏は『こんな団体に謝罪をするなら政務官を辞めます』と発言している。これは事実なのか」と質疑。これに対し、松野氏は「ご指摘の報道について、そのような事実は承知していない」と答弁した。
続けて、塩村氏は「辞任の経緯を明らかにすべき。政府の話ですよね。報告していただきたい」と指摘した。松野氏は「ご自身の判断で政務官を辞任したと承知しています」と話すにとどめた。
塩村氏は「(杉田氏が)適材適所だったのか疑問です。このようなことが二度とないようにして欲しい」と要望した。
杉田氏は11日までに、保守系月刊誌のユーチューブ番組に出演し、アイヌ文化振興事業に公金不正流用疑惑があるとの見方を示した上で、関係者を「公金チューチュー」と揶揄。昨年12月の総務政務官辞任について、アイヌ関係団体に直接謝罪するのが嫌でやめたと明らかにしていた。

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