「長寿の秘訣は毎日のリポビタンD!」と言い切った110歳の岩手県最高齢者女性。大正製薬に長寿効果があるのか聞くと、気持ちのいい回答が…

10月30日、大正2年(1913年)5月30日生まれの久保田イチさん(110歳)が岩手県内の最高齢となったため、久保田さんが入所する老人ホームへ宮古市の山本正徳市長らが訪問し、その長寿を祝った。そんな久保田さんの長生きの秘訣とは? 久保田さんの暮らしぶりを老人ホームの職員に聞いた。
宮古市内の特別養護老人ホーム「ふれあい荘」には、久保田さんの長寿を祝うため、山本正徳市長ら市の関係者が集まった。久保田さんは2011年からこのふれあい荘のデイサービスやショートステイを利用しており、1年前より長期入所しているという。
110歳をむかえた久保田さん(NHKより)
久保田さんの「あと2年生きたいです」との意気込みに職員が「2年だけ?」と聞くと、「150歳」と言い直して会場を笑わせた。このおめでたい席で山本市長から長寿の秘訣を問われると、久保田さんは「カゼ(三陸地方の方言でウニのこと)が好き。ふれあい荘のごはんが一番おいしい」「これまで生きてこられたのはリポビタン(D)のおかげです。今はリポビタンのおかげで元気になりました」と回答。長寿の秘訣が「リポビタンD」とは驚きだが、他にも長寿の秘訣があるのでは、とその暮らしぶりについて、ふれあい荘の生活相談員、菊地さんに話を聞いた。「ふれあい荘は、決められた栄養素とカロリーに基づいて栄養士さんが献立を考えているので、特別なものは出していませんよ。『一番おいしい』というのはイチさんの気づかいでしょう(笑)。ウニはうちではほとんど出さないので、入所前によく食べていたんだと思います。
(岩手県宮古市にある特別養護老人ホーム「ふれあい荘」(HPより)
イチさんは大食ではないものの、110歳ながら食事は毎回半分以上食べてくれます。特に白米はほぼ残さず食べるんです。それに施設では毎日おやつが出て、入所する方々はみんな喜んで食べるんですけど、イチさんは基本的に間食はしません。そのかわりにご飯をしっかり腹八分目まで食べるという食生活ですね」
朝6時前後に起きてからは自室にこもらず、ずっと共用ホールで過ごしているという久保田さん。レクリエーションやオリエンテーションなどには参加せず、テレビを見たりホールにいる人たちを観察したりするのが日課だが、職員が話しかけると楽しそうに会話するそうだ。30日の表彰についても『自分のためにあんなによくしてくれてありがとね』と言っていたという。そんな久保田さんの長寿の秘訣は生活リズムにあるのではないか、と菊地さんは話す。「共用ホールでうとうとしてることはありますが、ずっと座りの姿勢で過ごしているんです。高齢者でそういう方はかなり珍しい。若い人でも休日にはゴロゴロするものじゃないですか。なのに、久保田さんは日中にベッドで横になって昼寝することはないから夜にはちゃんと寝て、朝早く起きている。一日の生活リズムがしっかりしているのが長寿の秘訣になっていそうですね」そして、気になるのが久保田さんの「リポビタンD」発言。
リポビタンD 撮影/集英社オンライン
「嗜好品を施設で用意することはないので、リポビタンDは息子さんが毎回箱で50本くらい届けてくださってます。イチさんはリポビタンDを毎日欠かさず1、2本飲んでいます。それも一気に飲むのではなくて、日中にちびちびと時間をかけて飲むんです。本人いわく、小さいころから体が弱かったから、体を強くしたい気持ちで飲んでるそうです。いずれにしても、自分の好きなものを食べて飲めるってすごいこと。私たちもこれからもできる限りのサポートをしてあげたいですね」もはや久保田さんの欠かせないルーティーンとなっているリポビタンD。実際に、健康や長寿に効き目があるのか。販売元である大正製薬に問い合わせてみると、久保田さんへの感謝のコメントとともにこう回答した。
大正製薬(撮影/集英社オンライン)
「久保田イチさん、岩手県内最高齢おめでとうございます。そして日頃からリポビタンDをご愛飲いただきましてありがとうございます。久保田イチさんの長寿の秘訣がリポビタンDであるということをお聞きし、とてもうれしい限りです。今後ともリポビタンDをご愛飲いただき、もっともっと長生きしてください。リポビタンDには長寿に関わるような効果・効能はありません。しかし、疲労の予防・回復はもちろんのこと、加齢に伴う身体不調の改善・予防などの効果・効能が認められています」目標の150歳に向けて、「ファイト、一発!」。久保田さんにはこれからもリポビタンDを飲んで、健康に長生きしてもらいたい。取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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