【台風情報】いつ新たな台風が発生してもおかしくない 「台風13号」去っても南の海上騒がしい【気象予報士解説】(8日午後7時45分時点)

現在(午後7時45分時点)の台風は、東海3県のすぐ南の海上にあります。愛知県と三重県の全域、そして岐阜県の一部が風速15m以上の強風域に入っていて、東海3県に最も近づいている状態です。
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ひまわりの雲画像を見てみると、7日から厚い雲が特に東日本を中心にかかりました。台風の中心付近に雲はなく北東側に厚い雲がある状況で、分離することもあるんです。こうなると、台風は発達せず、あまり強い台風として北上できない状況です。
CBC
しかし、分離した方の活発な雨雲がかかって大荒れの天気となったところがありました。8日の千葉県は、雨風共に荒れた天気になりました。8日午前中は、千葉県と伊豆諸島で災害の危険度が急激に高まる「線状降水帯」が発生。そして、午後は茨城県と福島県でも発生しました。さらに、1時間に100ミリ以上の猛烈な雨が降ったとみられ、千葉県・茨城県・福島県・伊豆諸島で合わせて22回(午後7時45分時点)も「記録的短時間大雨情報」が出て、冠水被害も出ている状況なんです。台風の中心は関東よりも、東海地方の方が近いですが影響はかなり小さいです。ただ、東海地方でも強風や波浪注意報が出ていますので、夜までは強い風や高波に注意が必要です。
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台風の進路ですが、動きはかなり鈍いです。9日未明には熱帯低気圧になって、太平洋沿岸で衰弱する見通しです。上陸の可能性はかなり小さくなりました。その後、まだ湿った空気が流れ込むため、強い雨の心配はあるものの影響は小さくなってくる見通しです。
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今後、新たな台風が発生するのかどうか。9日の天気図を見てみると、南の海上また低気圧があります。これは中心がはっきりしない低圧部。台風まで発達するという予報はまだ出ていませんが、南の海上はまだ騒がしい状態が続いていますので、今後の情報にも注意してください。
CBC

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