親の車を盗み「ネットの彼」に会いに行った12歳少女 人身売買…の画像はこちら >>
近年、小学生でさえ自分のスマートフォンを持ち、オンラインゲームやSNSの投稿・閲覧が趣味になってしまう子が増えているそうだ。しかしネット上で知り合った人たちの言葉を鵜みにし、犯罪に巻き込まれてしまうケースが後を絶たない。
このほどアメリカの12歳少女がとんでもない事件を起こし、世界中の人々を仰天させた。非常に危険な罠だった可能性があることを、『NEW YORK POST』や『Daily Mail』など英米のメディアが報じている。
5日、アメリカ・フロリダ州のユニオン郡に住むジェイド・グレゴリーさん(12)と、友人のクロエ・ラーソンさん(14)が突如として行方不明になった。
ガレージから車がなくなり、ジェイドさんと連絡がつかないことから両親が警察に通報。地元警察やFBIを含めた大規模な捜索活動が始まり、周辺の防犯カメラなどによる確認が行われたという。
関連記事:「玲空斗は自然が好きだったから樹海に埋めてあげよう」口にタオルをくわえさせ後頭部で縛り殺害…“鬼畜夫婦”の残酷な犯行
約5時間後、少女2人は約644キロメートル離れたアラバマ州モービルのガソリンスタンド併設のコンビニエンスストアで、テレビの画面に「子供2名が行方不明」として自分たちの顔写真が映し出されて驚き、最寄りの警察署に出頭した。
事情聴取では「ネットで知り合った男の子に会いたかった」と話していたが、相手は成人だったことが判明。少年少女の人身売買を目的とする邪悪なネットワークの罠だった可能性があるとし、調査中だ。
アメリカでは昨年、性目的の人身売買が1万9,000件摘発されていたという。
今回のような事件のほかにも、ネット上での出会い、なかでもマッチングアプリは殺人、詐欺、ぼったくり、勧誘などに発展する危険性がある。
日本でも昨年1月に池袋で82歳の高齢男性が「パパ活」目的だった女性(当時24)に殺害された事件は、記憶に新しい。
また昨年3月には、滋賀県近江八幡市に住む男性(当時44)が、マッチングアプリで知り合った自称香港人の女性から、約1,600万円相当の仮想通貨をだまし取られていた。このようにマッチングアプリは、国際ロマンス詐欺にも発展しかねないという。
Sirabee編集部が全国10~60代の男女1,000名を対象に調査を実施したところ、「マッチングアプリは怖いもの」と答えた人は全体の71.2%。総じて女性のポイントが高いようだ。
年代別では男女とも最も低いのが10~20代で、男性で55.2%、女性で70.6%。男女とも最も高いのが40代で、男性で71.9%、女性で86.1%だった。
マッチングアプリでなくても、オンラインゲームやSNSで見知らぬ人と簡単に出会えてしまう現代。犯罪に巻き込まれてしまうリスクも高いことを念頭に置くべきだろう。