覚醒剤を使用したなどの罪に問われ、一審の執行猶予付きの有罪判決は刑が重すぎると控訴していたアイドルグループの元メンバー・田中聖被告の裁判で、名古屋高裁は控訴を棄却しました。
アイドルグループ「KAT-TUN」の元メンバー・田中聖被告(37)は去年2月、名古屋市中区のホテルで覚醒剤を使うなどした罪に問われ、一審の名古屋地裁は「二度と違法薬物に手を出さないとの田中被告の言葉を信じる」として、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
その後、田中被告は刑が重すぎるとして控訴していましたが、14日の判決で名古屋高裁は「芸能人として受けた社会的制裁を有利に考慮しても限度がある」として一審の判決を支持し、控訴を棄却しました。
田中被告は一審判決から控訴するまでの期間に、千葉県内で覚醒剤を所持した現行犯で逮捕・起訴され、千葉地裁が2月、懲役1年4か月の実刑判決を言い渡しましたが、これについても控訴しています。