「あまりに忙しい」沖縄県の教員ら 教職員の増員や働く環境改善を求める 実行委が集会

【沖縄】「子ども一人一人と向き合える学校教育の環境を求める集会」(同実行委員会)が4日、沖縄市の中頭教育会館であり、教員など約45人が参加した。
関連記事「40人学級に戻す」との憶測を否定 沖縄県「少人数は変えない」 担任の欠員で限定実施も・・・ 来年度の沖縄県内の小中学校の学級編成を巡り、県教育庁が少人数学級を廃止して以前の1学級40人に戻すのではないかと・・・www.okinawatimes.co.jp 沖縄県が公立小中学校で、来年度から学級担任未配置の対応として1学級の人数を増やす可能性について、実行委員長で沖教組中頭支部の森岡稔執行委員長(48)は「根本的な解決にはならない。教職員を増やしてほしい」と訴えた。
沖縄市立山内小の教員、知念紀子さん(58)は「あまりに忙しく、辞めてしまう教員が多い。教職員がゆっくり安心して成長できる職場に戻してほしい」と訴えた。
沖縄市立美里小PTA会長の桑江美智さん(46)も登壇し、昨年、同学校で数カ月間、担任不在の学級があったと話した。その上で「子どもたちが求めているのは、先生との対話や、自分を見てくれているという安心感だ」と指摘。1学級の人数が増えれば「今より一人一人と関わることが難しくなるのではないか」と懸念し、教職員の増員を求めた。
参加者は集会後、胡屋十字路で教員が働く環境の改善を求めてアピール行動を実施した。(中部報道部・屋宜菜々子)

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