「門出の春」、東海3県の多くの公立高校で、きょう(1日)卒業式が行われました。コロナ禍に翻弄された3年間。「マスクは個人の判断」とされた中、卒業生たちは…。
多くの公立高校で卒業式 入試控え全員マスク着用の式も 「白線…の画像はこちら >>
岐阜市の県立岐阜高校では卒業生357人が学び舎を後にしました。政府の方針を受けて、式でのマスクの着用は個人の判断に委ねられましたが、今後は国公立大学の後期日程など入試を控える生徒も多いことから、卒業生全員がマスクを着用して式に臨みました。
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コロナ禍で入学した卒業生にとって、最初で最後の校歌斉唱も。
(卒業生)「(高校生活は)コロナで大変だったが楽しかった」「マスクしていることに慣れて、なかなか外す感じではなかった」
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式の後、教室で卒業アルバムを見ていると…。
(卒業生)「『こんな顔してたんだ』と思う人もいっぱいいる」
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卒業アルバムの写真で初めて素顔を見たというクラスメイトも。最後はマスクを外し、笑顔で記念撮影をしていました。
一方、岐阜県高山市の県立斐太(ひだ)高校では、卒業生229人の門出を在校生たちが拍手で見送りました。そして…。
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卒業生の学帽の白線とセーラー服の白いスカーフを1本に結び、川に流して友情を誓う伝統の「白線流し」。新型コロナの影響で、これまで規模を縮小して行われていましたが、ことしは4年ぶりに在校生や保護者も参加して通常通り行われました。
(卒業生)「コロナ禍だったけど濃い高校3年間でした」「あまり楽しめないことが多かったので(大学生活は)楽しい人生を送りたい」
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新型コロナに翻弄された3年間の高校生活。将来への期待を胸に、卒業生たちは笑顔で母校に別れを告げました。