新潟県内は1月20日、低気圧の接近により荒れた天気となっています。一方、24日ごろから今シーズン一番の強い寒気が流れ込む予想で、関係機関は不要不急の外出自粛など、最大限の警戒を呼びかけています。
前線を伴った発達中の低気圧が接近しているため、風が強まり、大しけとなっている県内。佐渡市の漁港では朝、漁師が風と波で船が流されないよう、岸にロープで固定する姿が見られました。
【漁師】
「(海が)長くしければ、うねりも入る。船のロープが切れないように」
県内は20日夜遅くにかけ、非常に強い風が吹く見込みで、予想される最大風速は下越と佐渡の海上で23m/s、陸上で20m/s。また、波の高さは6mと予想されています。
新潟地方気象台は下越と佐渡では、21日にかけ、高波や暴風雪に警戒を呼びかけています。
一方、さらなる警戒が必要となりそうなのが…
【新潟地方気象台 大杉健介 気象防災情報調整官】
「24日ごろから26日ごろにかけて、今季一番の非常に強い寒気が流れ込む見込み」
20日、新潟地方気象台や北陸地方整備局・NEXCO東日本など関係機関が合同で開いた緊急会見。
北陸地方では24日から26日ごろにかけて、今シーズン一番の非常に強い寒気が流れ込み、警報級の大雪となるおそれがあります。
去年12月の大雪では高速道路が通行止めになり、その後、多くの車が流入した柏崎市や長岡市の国道で長時間にわたる立往生が発生。
その教訓を踏まえ、関係機関は23日から県内の国道の12区間と高速道路の広い範囲を予防的に通行止めにする可能性があるとし、その際は原則、高速道路と並行する国道を同時に通行止めとすることを強調しました。
【北陸地方整備局 長田英和 道路情報管理官】
「仕事・プライベート問わず、外出予定の見直し・行動変容をお願いしたい」
関係機関は最新の気象情報や交通情報をこまめに確認し、不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。