電気代が高騰! 最も電気代が高い「暖房器具」はどれ? 比較表でチェック

寒い冬には欠かせない暖房器具。しかし、「暖房器具を使うとき、電気代が気になる」という人は多いのではないでしょうか。特に今年の冬は寒さが厳しいうえ、電気料金の高騰も続いています。暖房を使うときには、電気代のことがどうしても頭をよぎってしまいますよね。

そこで今回は、主な暖房器具の電気代はいくらなのかまとめてみました。まだしばらく寒い日が続きますので、暖房を使う際にぜひ参考にしてください。

■暖房器具の電気代、最も高いものは?

暖房器具を使い、在宅時間も長い冬の時期は、電気代の高さが気になりますよね。さらに最近では、あらゆるものの値上げとともに、電気料金も上がっています。

平均モデルの家庭の場合、2023年1月の電気料金は9,126円です。一方、1年前の2022年1月の電気料金は7,631円でしたので、電気料金はこの1年間で約1,500円も値上がりしているのです。

冬はもともと、1年の中で最も電気代が高くなる季節でもあります。普段使っている暖房器具には電気代がどのくらいかかっているのか把握し、工夫して少しでも節電できれば嬉しいですね。

ここでは、代表的な暖房器具である「エアコン」「電気ストーブ」「電気ファンヒーター(セラミックファンヒーター)」「オイルヒーター」「ホットカーペット」「こたつ」の6種類について、それぞれどのくらい電気代がかかるのか、また、最も電気代が高いものはどれかご紹介しましょう。

<エアコン>

部屋全体を暖めてくれるエアコンは、最も一般的な暖房器具の一つです。温風を循環させ空間全体を暖める仕組みですが、暖まるまでには少し時間がかかるという特徴があります。

エアコンの1時間あたりの電気代の目安は、暖房の場合で約2.8~39.9円です(参照:パナソニック製エアコン「CS-221DAXE9」)。

エアコンは運転中に消費電力が変動するため、電気代には幅がありますが、安くて約3円程度の電気代で済むことがわかります。
<電気ストーブ>

電気ストーブには、ハロゲンヒーターやカーボンヒーターなどがあります。電気ストーブは、本体から発する熱エネルギー(赤外線・遠赤外線)により、主に電気ストーブの前面の物体を暖めてくれる暖房器具です。狭い範囲や、エアコンで部屋が暖まるまでの短時間に活躍してくれます。

ハロゲンヒーターの1時間あたりの電気代の目安は、強で約27円、中で約18.1円、弱で約8.9円です(参照:日立ハロゲンヒーター「HLH-HS307」、3畳向け)。

一方、カーボンヒーターの1時間あたりの電気代の目安は、強で約27.9円、弱で約14円です(参照:山善遠赤外線カーボンヒーター「DC-W092」)。

いずれも、エアコンと比べると高くついてしまうことがわかります。電気ストーブはすぐに暖かくなり便利ですが、強で長時間使用すると電気代がかさんでしまいますので、短時間のみの利用をメインにするといいでしょう。

<電気ファンヒーター(セラミックファンヒーター)>

電気ファンヒーターは、灯油やガスを使わず電気の力で暖める暖房器具です。部屋全体というより、狭い範囲を暖めるために設計されたものが多く、大きさも比較的コンパクトです。

持ち運びにも便利な電気ファンヒーターですが、電気代はどうでしょうか。電気ファンヒーターの1時間あたりの電気代の目安は、約31.6円となっています(参照:パナソニックセラミックファンヒーター「DS-FS1200」)。

エアコンと比べると10倍近く電気代がかかっており、電気ストーブよりも高いです。電気ファンヒーターをメインで使っていると、電気代は高くなりがちなので注意しましょう。
<オイルヒーター>

オイルヒーターは、電気によって本体にあるオイルを温め、その放熱を利用して空間を暖める暖房器具です。

エアコンやファンヒーターのように風を出すわけではありませんので、温度ムラがなく、また、空気を乾燥させにくいというメリットがあります。ただし、暖まるまでに時間がかかる点がデメリットです。

このような特徴を持つオイルヒーターですが、1時間あたりの電気代の目安は、10畳で約16.1円、8畳で約12.6円、6畳で約9.9円です(参照:デロンギオイルヒーター)。エアコンと比べると割高ですが、電気ファンヒーターと比べると安く済むことがわかります。
<ホットカーペット>

ホットカーペットは、カーペットの中に電線を通し、電線の中に電気を通すことで、カーペットの表面を暖める暖房器具です。限られた範囲を暖めるのに適していますので、床に座って過ごすときなどに便利ですよね。

ホットカーペットの1時間あたりの電気代の目安は、高で約7.9円、中で約5.7円です(参照:パナソニック着せ替えカーペット「DC-15NKCD2」)。

エアコンで電気代が最も安く済む場合と比べると少し高いですが、比較的安いコストで暖められる暖房器具の一つです。
<こたつ>

部屋でゆっくり過ごしたいときに最適な、こたつ。布団の温もりも感じられる昔ながらの暖房器具ですが、電気代はいくらくらいなのでしょうか。

こたつの1時間あたりの電気代の目安は、強で約4.3円、弱で約2.2円でした(参照:山善カジュアルコタツ「EYC-8060」)。電気代が安く抑えられる理由は、上掛け布団と敷布団によって密閉空間を作り、そのごく狭い範囲を暖めるからです。

以上、6種類の暖房器具の電気代をご紹介しましたが、最も電気代が高いのは電気ファンヒーター、最も電気代が安いのはこたつ(弱)でした。

また、エアコンも比較的、低コストな暖房器具です。暖房器具による電気代を少しでも抑えるなら、エアコンとこたつを併用してエアコンの設定温度を下げる、また、エアコンで部屋が暖まるまでの間、電気ストーブを短時間のみ使用するなどの工夫をするといいでしょう。
■暖める範囲によって暖房器具を使い分けよう

今回は、冬の代表的な暖房器具の電気代をご紹介しました。電気代の節約には、電気代が安い暖房器具を使うことも大事ですが、暖房器具が複数ある場合は、暖める範囲によって適切な暖房器具を使い分けることもポイントです。

また、家でも暖かい服装をする、断熱シートを使用するなど、電気代節約のためにできる工夫はいろいろとあります。体調を第一に考えつつ、無理のない範囲で節電を心掛けましょう。

武藤貴子 ファイナンシャル・プランナー(AFP)、ネット起業コンサルタント 会社員時代、お金の知識の必要性を感じ、AFP(日本FP協会認定)資格を取得。二足のわらじでファイナンシャル・プランナーとしてセミナーやマネーコラムの執筆を展開。独立後はネット起業のコンサルティングを行うとともに、執筆や個人マネー相談を中心に活動中 この著者の記事一覧はこちら

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