「1日100個売れます」 人気の沖縄サーターアンダギー、軽さの秘密 世界を旅した店主がたどり着いた食材

飲食店ブースが並ぶ沖縄県の読谷村地域振興センター内で、米粉を使ったスイーツや玄米のおにぎりを販売する「米m(ベイエム)」が盛況だ。店は昨年10月にオープンしたばかり。東京都出身の店主・茂木則之さん(50)は無類のコメ好きで「コメの本来のおいしさを引き出したい」と話す。小麦などに含まれるタンパク質の一種「グルテン」を使っておらず、アレルギーのある人の注文もひっきりなしだ。(社会部・城間陽介)
店には米粉を使ったサーターアンダギーやシフォンケーキ、ドーナツ、食パンのほか、新潟米「新之助」の玄米おにぎり各種(120~180円)が並ぶ。
「サーターアンダギーは1日100個、おにぎりは200個売れます」。茂木さんがコメにこだわる理由は無類のコメ好き以外に、パートナーが小麦アレルギーという事情もある。
若い頃に世界を旅し、各国のレストランでシェフとしてアルバイトした。日本の穀物自給率が異様に低いことを痛感した。「コメを積極的に使うことで自給率アップも目指したい」との思いも込める。
東京では12年間、おにぎり専門のチェーン店を仲間と展開した。玄米にこだわるのはその栄養価の高さから。30代後半で膵臓(すいぞう)がんを患い、食生活を見直した。「コメ本来の栄養が10としたら白米は2。玄米だと4まで高まる」と語る。
試食すると、米粉サーターアンダギーはほろほろとした軽い食感が印象的で油っこさはさほど感じられない。肉みそ玄米おにぎり(120円)もおいしい。
「コメは品種、炊く時の水分量、合わせる料理によって全然味わいが違う。本来のおいしさを知ってほしい」。コメの魅力を引き出す試行錯誤が続く。
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米粉を使ったサーターアンダギーを手に「コメ本来のおいしさ、魅力を引き出したい」と話す茂木則之さん=12日、読谷村地域振興センター

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