猫550匹どうなる? 沖縄最大の保護団体が活動困難に 「病気がまん延」と関係者

沖縄県宜野湾市にある県内で最も規模の大きい、猫を保護する団体が今月上旬から、活動の継続が困難になっていることが14日までに分かった。同団体は、県内で運営する三つの施設で約550匹の猫を保護している。関係者によると、経営不振のため解雇予告を受けた獣医師など従業員約10人は、賃金未払いなど労働環境の悪化を理由に8日までに自主退職した。団体は事実上の活動休止状態となっている。(社会部・東江郁香)
同団体は、宜野湾市内の動物病院など県内で3施設を運営する。動物病院で約150匹、同市の別の施設で約150匹、うるま市にある施設で約250匹の猫を保護している。
■動物病院、薬品仕入れできず
関係者によると、約10年前から従業員への賃金未払いが慢性化するなど経営状態が内部で指摘されてきた。未払いの長期化で退職者が相次ぎ、病院では治療に使う薬品が仕入れられなくなったこともあるという。
団体の代表に経営の改善を提案した従業員が、突然の解雇を突き付けられたケースも少なくないという。
■解雇や賃金未払いも
獣医師や動物看護師などの従業員は昨年末、経営不振を理由に、代表から文書の画像を添付したLINE(ライン)などで解雇予告を通知された。従業員は賃金未払いが続いていたため8日までに自主退職した。
一方、同団体は、多くの猫を抱えて管理できなくなる「多頭飼育崩壊」の可能性がある。関係者によると、受け入れの限界を超えた数の飼育で病気の猫を隔離する場所を確保できず、施設内では白血病やエイズがまん延しているという。
■「幸せな環境とは言えない」
元従業員は「労働環境も悪く、猫にとっても幸せな環境とはとても言えない」と話す。別の元従業員は「給与の未払いで生活がままならない。早く支払ってほしい」と切実に訴えた。
本紙は事実関係などについて団体に取材を申し込んでいるが、14日までに回答はない。
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