「住みやすい沖縄」 思いが重要 ピンクドット沖縄 きょう大会 俳優・東ちづるさんに聞く

性的少数者を含む誰もが生きやすい社会を目指すイベント「ピンクドット沖縄2022」(主催・一般社団法人ピンクドット沖縄)が20日、那覇市のパレットくもじ前広場で開かれる。イベントを前に沖縄入りしたPR担当で、誰も排除しない社会を目指す一般社団法人「Get in touch」理事長の俳優、東ちづるさん(62)に思いを聞いた。
-イベントは今年で10年になりました。
「沖縄がすごいのはアライ(理解者)の皆さんが主催者であることです。全国では性的少数者が運営する方が多い。他の地域からはびっくりされる。ピンクドットを継続しているのも日本では沖縄だけです」
-沖縄の当事者から、どのような声を聞きますか。
「オープンな一方で、男尊女卑や家父長制的な習わしも根強く残っていて、家族や職場にはカミングアウトしていないという声を聞きます」
-性的少数者を巡る課題に目を向けるようになったきっかけは。
「20年くらい前、世界で初めて同性婚が法制化されたオランダで参列した同性愛者の結婚式が素晴らしかったんです」
「式では、行政が机でサインをさせるのですが、『天板の脚をご覧ください』ってアナウンスがあるんです。脚を見ると、丸かったり四角かったり、4本の脚が全部違う形でした。『私たちは全員違う。違う私たちが社会という天板を支えているんです』って。号泣しました。式を見て、これの何が駄目なのかと思いました」
-国内での課題は。
「市町村だけでなく県、そして国が同性婚を認めるべきだと思います。今月1日、東京都がパートナーシップ宣誓制度を開始した時はほっとしました。選択肢があるということが大事なのです」
「沖縄を住みやすい地域にするという土地の皆さんの思いが重要です。イベントが、性的少数者について知り、考えるきっかけになればいいですね」
(聞き手=社会部・棚橋咲月)

(写図説明)「隔たりのない社会を」と語る東ちづるさん=19日、沖縄タイムス社

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