株主優待銘柄は実際どれだけお得なの? すかいらーくホールディングスの株を1年前に買った人のリターンを検証

株式投資で、配当金や株主優待を重視して銘柄を選ぶ人も多いでしょう。もちろん配当金や優待でもらえるギフトなどは魅力的ですが、一方で株価の変動もリターンに大きな影響を及ぼします。

この記事ではすかいらーくホールディングス(3197)について、1年前に100株を買った場合の実際のリターンについて解説します。外食産業では経営が厳しくなった企業もある中、大手である同社のパフォーマンスはどうだったのでしょうか?

すかいらーくホールディングスの株価変動のリターンはいくら?

日本株の投資によるリターンは、株価変動、配当金、株主優待があります。まず株価変動について、1年前に株式を取得して売却した場合のリターンについてみていきましょう。

今回の想定は下記のとおりです。

・取引した株式数:100株
・株式の取得日:2021年9月14日
・株式の買付価格:1,617円(取得日の終値)
・売却日:2022年9月14日
・売却価格:1,516円(売却日の終値)

株価変動によるリターンは、100×(1516-1617)=▲10,100円で、損失になりました。
すかいらーくホールディングスの配当金のリターンはいくら?

すかいらーくホールディングスは、2021年12月期の年間配当として1株あたり12円の配当を行いました。今回の想定では100株保有していたので、1,200円の利益となります。
すかいらーくホールディングスの株主優待のリターンはいくら?

すかいらーくホールディングスでは、12月末日・6月末日時点での株主に対し、「株主ご優待カード」を贈呈しています。

・100株以上:2,000円分
・300株以上:5,000円分
・500株以上:8,000円分
・1,000株以上:17,000円分

今回の想定では100株保有しているため、2,000円分×2回=4,000円のリターンとなります。
すかいらーくホールディングスの株式投資のトータルリターンはいくら?

ここまで解説してきた各種リターンをまとめると下記のとおりです。株価変動のリターンは10,100円の損失、配当金のリターンは1,200円、株主優待のリターンは4,000円、トータルリターンは4,900円の損失、利益率は▲3.0%となりました。

まとめ

1年前にすかいらーくホールディングスに株式投資をした場合のトータルリターンは▲3.0%であり、マイナスとなりました。株価が2022年8月以降に落ち込んだことが、マイナスの大きな要因です。

直近の四半期決算短信によると、食材や原油の価格高騰、光熱費の上昇、閉店に伴う損失などに伴い、営業利益がマイナスになりました。同社が今後経営を立て直すことができるのかに注目です。

当然ではありますが、投資をした時期によって現状のリターンは大きく異なります。株主優待銘柄への投資を検討する際は、株価変動のリターン、配当金のリターンも含め、トータルでどれくらいお得になりそうかを見極めることが大切だと言えるでしょう。

安藤真一郎 あんどうしんいちろう マーケティング会社に勤務した後、フリーランスのライターに転身。 多種多様なジャンルの記事を執筆するなかで、金融リテラシーを高めることや情報発信の重要性に気づき、現在はマネー系ジャンルを中心に執筆している。 ライターとして、知識のない人でも理解しやすいよう、かみくだいた文章にすることが信条。 ファイナンシャルプランニング技能士2級、日商簿記検定2級取得。 この著者の記事一覧はこちら

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