旧統一教会の勅使河原秀行氏らが会見で語った”改革”とは 過去・現在の被害者への謝罪や補償はナシ

旧統一教会が会見をひらき、勅使河原秀行本部長らは「教会改革推進本部」を設置するなど今後の”改革”の方針を示しました。ジャーナリストの鈴木エイト氏が「誠実さがない」などと批判するその”改革”の内容とは。
井上貴博キャスター:教団としては解散命令だけは避けたいその場しのぎという印象を受ける会見となりました。「教会改革推進本部」を設置するなど、柱として三つ掲げられた主なものです。▼“旧統一教会”改革の方向性・2009年に発表したコンプライアンス宣言の徹底威迫困惑を伴うような献金奨励・勧誘行為をしてはならない・献金の奨励・勧誘行為は、信者本人の自由意思を尊重その献金は過度なものになってはならない・勧誘の当初から団体名を隠さず家庭連合であることを明示する
旧統一教会の勅使河原秀行氏らが会見で語った”改革”とは 過…の画像はこちら >>
全く具体性がない「献金が過度」というのはどのあたりのボーダーラインを考えているのか、その点について質問も会見中に飛びましたが…教会改革推進本部 勅使河原秀行本部長「献金が度を過ぎて、家庭や通常の生活を害するような過度なものになってはいけない」ーー“過度”な金額とは?教会改革推進本部 勅使河原秀行本部長「信徒の経済状況によって変わる。1~2万円も高額な場合もあれば、1千万・1億も高額ではない場合も。状況に応じて大丈夫なのか、つど確認」ーー誰が判断?教会改革推進本部 勅使河原秀行本部長「教会長ないしはスタッフ」第三者などは入れず、「うちは自分たちの中での考え方でやるんだ」ということでした。

TBS NEWS DIG Powered by JNN
ーー教会改革推進にあたって第三者を招くことは?教会改革推進本部 勅使河原秀行本部長「外部の識者を協会改革のアドバイザーとして使うか現時点では考えていないが一度検討します」
今までと何も変わっていないというような印象を受けますが、鈴木エイトさんに話を伺っています。“旧統一教会”を長年取材するジャーナリスト 鈴木エイト氏「“過度”な献金の金額に対する捉え方も曖昧で誠実さがない。第三者を入れることに対しては、本気さを感じられない」と話していました。
TBS NEWS DIG Powered by JNN
ホラン千秋キャスター:結局献金というのは本人の自由意思を尊重しますということになりますので、これは無理強いをしないともとれます。一方で「自由意志なので」という、ある意味逃げ道にもなり得ますよね。獨協大学経済学部 森永卓郎教授:例えば今、信者1人当たり183万円の献金ノルマがかかっているって言われてるんですけど、そのノルマを自由意志にして過度な献金は撤廃するのか、というところがよくわからない。
TBS NEWS DIG Powered by JNN
ホランキャスター:この会見全体としてはどのような印象を持たれましたか?獨協大学経済学部 森永卓郎教授:言うことが全部抽象的だったんですね。途中までしか見てなかったんですけれども、例えば今まで海外に送っていた献金を減らして国内に使うと言っていたんですが、今まで一体年間でいくら韓国に送っていて、それをいくらに減らすのかっていう具体的な金額とかが一切なかったんです。やっぱり抽象的に話すことで責任逃れをしているような気がして仕方がないですね。

井上キャスター:データを全く示されず数字の内訳も全く示さず、何かを言っているようで何も言っていないそんな会見になりました。一方で一つ動きがあったのは野党ヒアリングです。“旧統一教会”を巡る野党の合同ヒアリングが時を同じくして22日行われました。
TBS NEWS DIG Powered by JNN
全国霊感商法対策弁護士連絡会 木村壮弁護士「いまだに被害というものに対して真摯に向き合う、そういった姿勢が見られない。この大改革というものについてはやはり何も変わらないし、中身がない」と今回の会見について批判しています。そしてこのヒアリングに同席した二世の元信者の方の発言です。野党ヒアリングに同席“旧統一教会”二世の元信者「今までもたくさんの二世信者を犠牲にしてきたことを本当に真摯に謝罪していただきたい」
TBS NEWS DIG Powered by JNN
22日の会見のやりとりでも、この信者の皆さんに対する謝罪はないのかという質問に対しては、明確な回答として謝罪は一切ありませんでした。ホランキャスター:二世であったり、その先の世代の皆さんというのは、何もわからず小さい頃から親が信じていたものを当たり前のように信じて、それが現実とは全然違うものだったっていうことを大人になってから知るパターンもあると思います。獨協大学経済学部 森永卓郎教授:今回の会見はこれからこうしますっていうことについては抽象的に言ったんですけど、今被害を受けてる人、あるいは過去に被害を受けた人たちに対して、どういう補償をするのかは全く言ってないんです。そこをきちんとやらないと先には進めないと思います。ホランキャスター:補償するにも、莫大な規模になりうるから、という面もあるのかもしれないですね。獨協大学経済学部 森永卓郎教授:でも、お金とか資産を山のように持っているわけですから、それを売却してでも不適切なものは私は返すべきだと思います。井上キャスター:教団側は会見でも特に「2009年以前と以後では全く違うんだ」と強調しました。そこにとてもこだわりを感じたんですけど、だとすると教団側の内部調査に限界があるので、やはり第三者もしくは政府の機関、しっかりと徹底的に調査して出していただかないとと思うんですけどね。獨協大学経済学部 森永卓郎教授:例えばもう紀藤弁護士(全国霊感商法対策弁護士連絡会)とかを招き入れて徹底的に改革するっていうんだったら、私は本気なんだなって思うんですけど、それもとりあえず現時点では考えてないわけですよね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする