「PFAS除去せよ」北谷町などでスタンディングデモ 問題の解決を訴え 米国抗議集会と連帯 沖縄県

米軍基地由来とみられる有機フッ素化合物PFAS(ピーファス)の汚染問題に抗議しようと、市民団体などは20日、宜野湾市、北谷町、読谷村でスタンディングデモを実施した。日本時間の同日夜、米国ワシントンの米環境保護局(EPA)前で行われるPFASの抗議集会とデモに連携した取り組み。県内各地から約40人が参加し、PFASの危険性と問題の解決を訴えた。(社会部・東江郁香、中部報道部・砂川孫優、仲村時宇ラ)
米国の集会名は「SAFE」。県内の市民団体などはSAFE集会宛てに声明文を送付した。沖縄で高濃度のPFASが検出されていることを説明し、「SAFE集会がPFASの危険性を世界に知らしめる一助となることを願う」と連帯を訴えている。
宜野湾市役所前には午後5時過ぎ、横断幕やプラカードを持った約25人が集まった。開催を呼びかけた市民団体「宜野湾ちゅら水会」の照屋正史さん(66)は「沖縄と米国で同じ問題があると共有することに意義がある」と強調する。
雨の中、参加者は「命の水を守ろう」「今すぐPFASを除去せよ」とシュプレヒコール。沖縄市から参加した照屋エミ子さん(74)は「沖縄も、米国のようにPFAS問題への関心や認識がもっと高まってほしい」と願った。宜野湾市の真壁朝昭さん(81)は「行政は健康に影響がないから大丈夫と主張する。市民は不安なのに腹立たしい」と怒りをあらわにした。
北谷町と読谷村でも住民有志らが「NO PFAS」などと書いたプラカードを掲げ、問題の解消を訴えた。北谷町に住む73歳の女性は「子や孫に安全な水を飲ませたい。町民の血中濃度調査も実現してほしい」と要求した。
4歳と1歳の子どもを連れて参加した読谷村の喜友名皆美さん(34)は「子どもの成長や発達に影響が出ないのか不安。私たちが声を上げ、環境への意識を持つ人が増えれば行政も動いてくれると思う」。金武町の30代女性は「子どもたちに問題を残さないため、自分ができることは少しでもやりたい」と話した。
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PFAS問題の解決を求め、抗議行動する北谷町民有志ら=20日午後6時過ぎ、北谷町桑江(砂川孫優撮影)

道行く車に、「NO!PFAS」などと書かれたプラカードを掲げる市民ら=20日午後5時48分、読谷村・大湾交差点(仲村時宇ラ撮影)

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