「このまま島にいたらまずいかも」沖縄住民の不安 わずか60キロ沖に中国軍ミサイル 日本最南端の有人島、波照間島

ペロシ米下院議長の台湾訪問に反発する中国が4日、弾道ミサイルを発射し、沖縄県竹富町波照間島の南西に落下した。島は演習海域から約60キロしか離れていないとみられ、住民は「演習をやめてほしい」と不安を募らせた。演習海域からほぼ同じ距離の与那国島でも「このまま島にいたらまずいかも」と漏らした。(八重山支局・粟国祥輔)
波照間島では、爆発音などは確認されなかった。公民館の仲底善章館長(66)は「軍事演習をやってほしくない。島の人は皆、そう思っているはずだ」と話す。「平穏に暮らしたい。日本をはじめ国々が結束して平和の声を上げることが大事だと思う」と指摘した。
島でサトウキビを育てる農家の男性(37)は「不安や怖さを感じる」と語る。旧盆の準備に取りかかったところで、「戦争が始まったらと思うといたたまれない。何とか話し合いで解決してほしい」と話した。
与那国町でも影響は見られなかったがミサイルの知らせに一気に緊張が高まった。漁師町として知られる久部良の無職の男性(58)は「心配だ。小さな自治体が声を上げて、どうにかなる話ではない。政府はきちんと対応してほしい」。
子育て中の40代の母親は「このまま島にいたらまずい気がしている」と表情を曇らせた。「何かあったときに逃げる所がない。どうにもならない。そう感じている人は多いと思う」と戸惑った。
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