村上市で大雨被害続々… 断水続き復旧に遅れ サクラマスの成魚・稚魚15万匹以上流される【新潟】

記録的な大雨による土砂災害や床上浸水などが相次いだ新潟県内。村上市でも復旧作業が進められています。そして、明らかになってきた被害の状況を取材しました。

【杉本一機キャスター】
「土の跡を見ると、私の胸の下まで浸かってしまっていたことが分かります。住民の皆さんは泥出しの作業に追われていますが、マスク越しにも泥の臭いが漂ってきます」

村上市や関川村などを襲った記録的な大雨。1人がけがをし、床上・床下浸水など少なくとも数百棟に住宅被害が出ました。

4日、広い範囲が水に浸かった村上市荒川地区では5日朝、水が引き後片付けに追われる住民の姿がありました。

【スナックアリス 古川由紀さん】
「『水がいっぱいある』と友達に聞いていたから、見にも来られなくて。どれくらいまで水が来ていたんだろう」

坂町駅前で飲食店を営む古川由紀さん。大雨が降ったあと、初めて確認するという店の中には泥が流れ込んでいましたが…

【スナックアリス 古川由紀さん】
「よかった。カラオケの機械は無事。ギリギリここまで来てた」

一方、被害のあった地域では浄水場の不具合による断水が続いていて、復旧作業が思うように進みません。また、こんな問題も…

【杉本一機キャスター】
「こちらの踏切の遮断機は下りたまま。警報も鳴りっぱなしです。朝4時過ぎからこの状態とのことです」

運休しているJR米坂線の踏切。浸水による電気系統の故障で、午前4時頃から大きな警報音とともに遮断機が下りたままに。

【近くの住民】
「急にカンカンと鳴りだして。そこからずっと寝られなかった」
Q.体力的にもこたえる?
「暑くなりそうですしね」

暑い中、片付け作業にあたる住民の体力にも影響を与えていました。

一方、甚大な被害も次々と明らかになってきています。

サケなどの養殖が盛んな三面川に面したこちらの養殖場では、この時期外の池でサクラマスの成魚や稚魚15万匹以上を育てていたと言いますが…

【三面川鮭産漁業協同組合 平田茂伸 副組合長】
「川の水が来て、全部一瞬にして流されちゃった感じ」

あふれた川の水が押し寄せ、ほとんどの魚が流れ出てしまったと言います。中にはこの秋に産卵を控えるまで大切に育ててきた魚も。

【三面川鮭産漁業協同組合 平田茂伸 副組合長】
「3年間飼っておいて、『さぁ秋採卵だ』という時にこれだから。職員のダメージは大きい」
Q.被害は?
「数千万円」

一から育て上げ、もとの状況に戻すには4年以上かかるということです。

【三面川鮭産漁業協同組合 平田茂伸 副組合長】
「ここまで(水は)上がらないとずっと言われていた。ここには絶対入ることはないと。やっぱり、そんなの信じちゃだめだね」
Q.なんとか立て直していこうと?
「そうですね。それに向けて職員一同頑張っている」

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