フランスで販売、東武百貨店に自前の店舗も 天然シルクこだわり 沖縄のスキンケアブランド好調

カイコ繭を原料に化粧品を製造する沖縄UKAMI(うかみ)養蚕(今帰仁村、仲宗根豊一代表)のスキンケアブランド商品の販売が好調だ。スポンジやパウダーなどをフランスで販売してきたが、2020年から国内販売も開始。今年3月までに東京の東武百貨店に自前の店舗を開く。販路拡大を受け、繭の年間生産量を現在の1トンから5倍まで増すため、工場の新設移転を予定している。
■原料へのこだわり
同社は、カイコを育て、原料となる繭から生産している。スキンケアブランド「Vilanje(ヴィランジェ)」として、スポンジやせっけん、クリームなどを製造しており、2016年からフランスで販売を始めた。
国内の養蚕が減る中、県産天然シルクの原料へのこだわりなどが注目され、20年にはカタログ販売大手に採用され、国内でも販売を展開。21年からは県外百貨店でのイベントにも招かれるようになった。
今月20日~2月2日には、東武百貨店(池袋店)にポップアップショップで出店した後、3月までに常設店をオープンする。
■新たな施設を建設
販路拡大に伴い、本部町に養蚕施設や、化粧品の製造工場、直売所などが一体となった新たな施設を建設する。早ければ今年12月をめどに稼働する予定で、繭の年間生産量を現在の1トンから5トンまで増やせるようになる。
同社は、カイコのタンパク質から、動物用ワクチンや抗体医薬品開発などにも取り組んでいる。カイコの餌となるキャッサバは、耕作放棄地を整備して栽培。連携する福祉施設の利用者が、シルクの分別作業を担っている。
福祉施設の連携や、地域資源を活用した取り組みなどが評価され、同社は沖縄総合事務局が選ぶ2021年度の沖縄版「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」に選定された。13日の選定証の授与式で、仲宗根代表は「今後も養蚕を沖縄から発信していきたい」と喜びを語った。
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