“直接証拠”なし…介護施設で入所者2人死傷させたか 元職員に懲役12年求刑「犯行は被告にしかできない」

岐阜県高山市の介護施設で入所者5人が相次いで死傷した事件の裁判で、検察側は元職員の男に懲役12年を求刑しました。

高山市の介護老人保健施設「それいゆ」の元職員・小鳥剛被告(36)。

2017年8月、入所者の中江幸子さん(当時87)の首を絞めるなどして死亡させたほか、別の女性入所者(当時91)の胸を圧迫するなどした傷害の罪に問われています。

犯行の瞬間を捉えた防犯カメラなど、いわゆる「直接証拠」がなく、この裁判は「被告が犯人であるか」が最大の争点で、これまで小鳥被告は一貫して起訴内容を否認しています。

14日の裁判で、検察側は「犯行は被告にしかできず、抵抗できない被害者に連続して暴行を加えたことは悪質で反省も見られない」として、懲役12年を求刑しました。

一方弁護側は、「介助行為で起きた事故で客観的な証拠は何もない。消去法の捜査では不十分」として無実を主張しました。判決は3月8日に言い渡されます。

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