過去と違う形でひっ迫の恐れ…感染急拡大の第6波に医師が危機感 対応変えなければ「簡単に医療崩壊起こる」

新型コロナ第6波の特徴は、中等症・重症の患者の割合が低く、ほとんどの感染者が軽症・無症状だということです。

オミクロン株に感染したコロナ患者を受け入れる病院の現状を取材すると、新たな脅威が浮き彫りになってきました。

オミクロン株に感染したコロナ患者を受け入れる、名古屋市千種区の東部医療センター。

コロナ患者のためのベッドは18床ありますが、13日午前の段階で入院患者は1人。第5波が終わって以来、落ち着いた状態が続いています。しかし…。

東部医療センターの医師:
「恐らく今までにない規模での感染の爆発があるというのは間違いない。そうすると、入院の割合がデルタ株と比べて10分の1だとしても、10倍の感染者がいれば大変なことになってしまう」

危機感を募らせているのが、オミクロン株による医療のひっ迫です。

東部医療センターの医師:
「感染拡大がものすごく急峻なんです。今までのデルタとは比べ物にならないくらい早いので、1月の終わりくらいに(感染の)ピークが来るんじゃないかという印象を受けます」

これまでは、医療崩壊を防ぐにあたって病床数の確保が生命線でした。しかし、軽症・無症状の患者の占める割合がこれまでよりも多い第6波は、第5波までとは違う形で医療がひっ迫する可能性があるのです。

すでに感染者が急増している沖縄県では、救急の受け入れを停止したり外来診療を制限したりしている病院も出るなど、大きな影響が出ています。

12日現在で医療従事者620人以上が感染者・濃厚接触者となり自宅待機などで欠勤を余儀なくされ、病院としての機能を満足に果たすことが出来なくなったのです。

通常濃厚接触者となった場合、自宅や宿泊施設などで14日間の隔離が求められます。

しかし、沖縄などでの事態を受け12日、厚生労働省は医療従事者が濃厚接触者になった場合でも、毎日勤務前にPCR検査を行い陰性が確認されたら勤務を続けてもよいと自治体に通知を出しました。

東部医療センターの医師:
「そういった形で勤務せざるを得ない。やむを得ないと思います。簡単に医療崩壊が起こるので」

オミクロン株の脅威は、医療現場にとって予断を許さない状況です。

東部医療センターの医師:
「とりあえず自分は感染しないようにして、この体制を維持しなければいけないなという気持ちで一杯です。何とか頑張ってやっていくしかないんじゃないかなと思います」

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする