「一目見て空から何か落ちてきたと分かった」散乱するプラスチック片 閑静な住宅街襲った頭上の危険

「保育園、小学校の次は住宅街か」-。米軍普天間飛行場所属のオスプレイから金属性の水筒が23日夕、沖縄県宜野湾市野嵩の閑静な住宅地に落下した。落下地点に住む女性は「大変驚き、不安を感じています」と心境を文書で公表した。住宅周辺にはプラスチック片が散乱し、県警が規制線を張って鑑識するなど騒然。近所の人は「政府の人間は一度ここに住んでほしい」と憤った。
現場近くの住民は24日午前8時ごろ、路上に水筒の一部とみられる黒いプラスチック片が散乱しているのを見た。「一目見て空から何か落ちてきたと思った。毒性の成分があったらどうしようと怖かった」。間もなく県警が一帯を規制し、鑑識を始めた。
水筒が落ちたとみられる地点から半径約20メートルの範囲に破片が散乱したとみられ、捜査員は13カ所に鑑識の標識を置いて調べた。
現場から約50メートル先のアパートに住む女性(32)は「民間の旅客機から物は落ちない。米軍はちゃんと整備していないのかな」と不安げに話した。
日常的に米軍機が上空を飛び交い、繰り返される落下事故。付近に住む男性(74)は「4年前は保育園と小学校、今度は住宅街に落ちた」と憤慨する。
「普天間飛行場を辺野古に移設しても、辺野古で同じことが起こる。だから県民は基地をなくせと言っているのに政府は理解できないのか」と語気を強めた。
「一度ここに住んでみたらいい」。話す間にもごう音をたてて上空を通過する米軍機を見上げ、険しい表情を浮かべた。
「二度と同じようなことが起きないよう、米軍や沖縄防衛局は早急に再発防止策を講じてほしい」。落下地点に住む女性の、切なる願いだ。
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