豊かな森林を子ども達に 今注目される「木育」とは

クリスマスイルミネーションが街を彩る季節となりましたが、イルミネーションではなく、クリスマスツリーの「木」に注目したいと思います。
クリスマスまであと1か月。東京・港区に登場した高さおよそ6メートルのクリスマスツリー。こちらのツリー、よく見ると、「もみの木」ではありません。実は、杉のクリスマスツリーなのです。使われているのは、細かったり曲がったりしているために伐採された「間伐材」といわれる木です。
日本の国土の7割を覆う森林には、二酸化炭素を吸収する役割も期待されています。しかし、その森林が健全であり続けるために「間伐」、つまり、木を切る必要があるというのです。
東京・檜原村。手入れされずに木が密集した森。太陽の光が十分に届かず、木や土が健康に育たなくなってしまっています。こうした森林が増えると、どのような問題が起きるのでしょうか。東京の森林を守る活動をする木こりの男性は危機感をあらわにします。
東京チェンソーズ 伏見直之さん
「上は木の緑が見えるんだけれど、地面にはなにも生えていないような。そこに雨が流れると、どんどん土が流されていって、最悪土砂崩れが起きてしまったり、そういうことにつながっていきますね」
一見すると、「森林を伐採する」というと環境破壊のイメージがありますが、健全な森を保つためには間伐を進めていくことが必要なのです。豊かな森を良い状態で次の世代に残すために、今注目されているのが木とふれあう「木育」です。

東京・青梅市の幼稚園。親子がやってきたのは、スギやヒノキの木が生い茂る森です。火おこし体験をしたり、クリスマスリースを作ったりと、木を使って思い思いに遊んでいます。間伐も体験し、幼稚園に持ち帰った木は子どもたちのおもちゃに生まれ変わります。
「楽しかった」
「(Q.森で遊ぶの好き?)好き。(Q.どんな遊びするのが好き?)ロープのぼりとか工作」
園長は、森が子ども達の「お気に入りの場所」になることで、将来、森林や環境問題を考えるきっかけになればと話します。
青梅幼稚園 横山牧人園長
「何も知らないのに(森林の)問題だけ聞かされても心は動かないと思うんです。実際に木を伐ってみて、山が木を伐ったら明るくなったとか、そういう体験って(問題を)考える第一歩のイメージに役立つと思う」
(25日14:54)

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