フロントは“無人駅”、客室は“空き家”の「沿線まるごとホテル」 JR東が新会社設立で事業本格化

JR東日本と地域活性化やビジネス創出を支援するさとゆめ(東京都千代田区)が、共同出資会社「沿線まるごと株式会社」の設立を発表した。これまで取り組んできた無人駅や空き家をホテル客室に改修し、沿線全体をホテルに見立てる「沿線まるごとホテル」事業を本格化させる。

両社では2~4月に、JR青梅線の沿線自治体(青梅市、奥多摩町、小菅村、丹波山村)や地域住民・事業者と共に「沿線まるごとホテル」の実証実験を進めてきた。

駅舎や鉄道施設を「ホテルのフロント」として活用し、集落の空き家を「ホテルの客室」に改修。地域住民とともに接客・運営を行ってきた。「無人駅からはじまる、源流への旅」として1泊2食・体験付き1人2万9700円で販売したところ完売となり、利用者からも高い評価を得たという。

沿線まるごと株式会社では、アフターコロナにおける新たな旅と暮らしの実現を目指し、新たな滞在型観光として「沿線まるごとホテル」のツアーの販売を実施。また、2023年には古民家を改修した「古民家ホテル」を開業し、26年までにJR青梅線沿線で5~8棟を稼働させる計画とした。

さらに、長期的に地域事業を担う“地方創生人財”の育成に力を入れる他、地域特性に応じた事業者連携・宿泊観光・地産品販売など総合地域事業をスピーディーに実施する組織モデルを構築するとしている。

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