ニホンライチョウ、自然繁殖に成功=富山市〔地域〕

富山市のファミリーパークで、今年7月に生まれた国の特別天然記念物「ニホンライチョウ」4羽の自然繁殖に成功した。親鳥がふ化したひなを3カ月間育て、野生で言う「巣立ち」の時期を迎えた。4羽同時の自然繁殖が確認されたのは全国で初めて。
同パークでは、2015年から「ライチョウ保全事業」を開始。19年から自然繁殖に取り組んできたが、これまでは親元でひなが1カ月以上育つことがなかった。今年は飼育部屋に隠れ場所を増やしたり、腸内細菌を餌に混ぜる感染症対策を講じたりしたことが功を奏したとみられる。
野生のライチョウは3カ月で育雛を終え、新しい群れを作るが、同パークでは冬まで親子を一緒に飼育する方針。担当者は「自然繁殖が終了し、ほっとしている。ひなが無事に父、母になるまでしっかり見守りたい」と話している。

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