日大理事長を任意聴取=理事ら逮捕後初、入院先で―被害届要請に「損害ない」・東京地検

日本大学医学部付属板橋病院(東京都板橋区)の建設工事をめぐる背任事件で、東京地検特捜部が13日に同大の田中英寿理事長(74)を任意で事情聴取していたことが14日、関係者への取材で分かった。同大理事らが逮捕されて以降、理事長が聴取されるのは初めて。
聴取は田中理事長が入院している都内の病院で行われた。特捜部は、日大から流出した資金をめぐり、関与や金銭授受の有無についてただしたとみられる。
特捜部は日大理事の井ノ口忠男(64)、医療法人「錦秀会」前理事長の籔本雅巳(61)両容疑者を背任容疑で逮捕した7日、関係先として田中理事長の杉並区の自宅を家宅捜索。自宅は9月にも捜索されていた。
特捜部は、9月の捜索直後に田中理事長を参考人として事情聴取。同理事長は事件への関与を否定し、「金銭はもらっていない」と話したという。
関係者によると、今回の聴取では、流出した2億2000万円について、被害を受けた日大の代表として被害届を出すことも求められた。田中理事長は拒否し、「損害は受けていない」などと話したという。

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