「世界のウチナーンチュ大会で会いましょう」 沖縄芝居の女王、ロスの映画祭で主演女優賞

沖縄芝居の喜劇の女王、仲田幸子さん(89)が第16回ロサンゼルス日本映画祭で最優秀主演女優賞に輝いた。初主演した映画「なんくるないさぁ 劇場版~生きてるかぎり死なないさぁ~」(野田孝則監督)での好演が評価された。10日(日本時間11日)に現地で授賞式が行われた。
作品は「ベストコメディーアワード」にも選ばれ、2部門での受賞となった。授賞式には映画にも出演した孫のまさえさんが参加した。沖縄で受賞の知らせを受けた幸子さんは「海外からの賞は初めて。ありがたい」と喜んだ。
映画は「サチコー」が引退の舞台直後にこの世を去るという事件を軸に繰り広げられるドタバタコメディー。「私が本当に亡くなったと思って、葬式に行こうとした人もいたようだ」と話した。
ロスで「サチコー」旋風が巻き起こったことに仲田さんは「(現地の県人ファンに)世界のウチナーンチュ大会で会いましょう、と伝えました」と喜びを語った。
日本映画を通して日本文化を紹介し、国際的な文化交流を深めようと開かれている同映画祭。「なんくるないさぁ」の撮影は2020年に沖縄で行われ、せりふの多くにうちなーぐちが使われている。孫のまさえさんをはじめ、多くの沖縄芝居役者が出演し、コメディー映画に花を添えた。
今回は「ベストコメディーアワード」とのダブル受賞となった。野田孝則監督は「現地の県人会をはじめ多くの人に喜んでもらえてなにより」と、うれしさをかみしめ「沖縄の宝・仲田幸子さんをはじめ、沖縄の文化や風習を大切にしながら、作品を作ることができた」と感慨深げだった。
映画制作に携わった沖縄ピクチャーズの村岡克彦代表は「『沖縄喜劇の女王』の存在感に圧倒された。映画にお力添えをいただいた多くの方々に感謝したい」と話した。
同映画祭では2020年、沖縄戦の実相に迫った映画「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」(太田隆文監督)が最優秀ドキュメンタリー賞に選ばれている。
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