「だって給食がおいしいんだもん」 5度の手術を克服した難病の少女 学校生活楽しむふうあさん

国内で治療法が確立していない腹膜悪性中皮腫の治療のため5度の手術を終え、約2年ぶりに本格的に学校生活に復帰した金城楓空(ふうあ)さん(11)=沖縄県中城村=が12日、沖縄タイムスの取材に応じ元気な笑顔を見せた。>>「しゅじゅつは怖いですが、元気に帰ります」がんと闘う小4 3700万円集まる
「だって、給食がおいしいし、休み時間が楽しい」。勉強の遅れを気にして学校に行きたがらないのでは、との母美香さん(50)の心配をよそに、楓空さんはこう言ってはにかんだ。大好きな献立はカレーライス。苦手科目も「難しいところは友だちが教えてくれる」と、学校生活を満喫している様子だ。
学校に復帰した時はコロナ禍で授業はリモート。「あ、楓空がいる」と声に出したり、チャットで喜んでくれたクラスメートの反応がうれしかったという。帰宅後や休日には、メークの研究に夢中だ。インスタグラムで「目が大きくなる方法」などを見るのに熱中し「暇があったらやっている」と父の均さん(60)は話す。
「将来の夢? 建築デザイナーか料理関係か…。居酒屋経営でもいいな。だっていいにおいがするんだもん」と楓空さん。
だが入院中は病院食のにおいも受け付けられず、退院したら食べたい物のリストを親子で書き連ねて乗り切ったという。
美香さんは「食べ物のことばかり」と笑いつつ「(闘病中は)いっぱい頑張ったから、食欲も出て『いいにおい』という言葉にほっとする。このまま再発せず元気に育ってほしい」と目を細めた。
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