驚きと安堵、近隣住民「なぜ」=2人死亡火災、少年逮捕に―甲府

甲府市の井上盛司さん方から侵入盗の110番があった直後に出火し、焼け跡から2人の遺体が見つかった事件。発生から約1日たった13日未明、少年(19)が出頭し逮捕された。「なぜこんなことに」。不安な一夜を過ごした近隣住民からは、急転直下の展開に驚きや安堵(あんど)とともに事件の全容解明を願う声が聞かれた。
現場は閑静な住宅街で、一家は井上さん夫妻と娘2人の計4人暮らし。近くに住む40代の女性は「娘さんは中学生と高校生で、会えばすごく元気にあいさつしてくれる。奥さんは着物が趣味で、夏祭りのときには2人に浴衣を着せてあげたりしてかわいがっていた」と振り返る。
事件当夜は「パン、パン」と家が燃える音で目を覚まし、異常を検知して井上さん方の車のクラクションが鳴るなど、周囲は騒然となったという。誰が逮捕されたか全く心当たりがないといい、「理由があって押し入ったのか、どこの家でもよかったのか。動機が本当に気になる」と声を落とした。
井上さん方のすぐ近くに住む男性も「井上さん一家は仲の良いご家庭だった。うらまれるような人たちではない」と話し、「少年が何者なのか見当も付かない。一体どういう事件だったのか」と憤った。
近くの60代女性は「(容疑者が)逮捕されたのは良かったが、家は燃えてしまったし残された子どもたちがかわいそうだ」と声を震わせた。近隣の女性(60)は「放火と聞いて不安になり、昨夜は戸締まりをしっかりした。ニュースで逮捕されたと知って安心した」と話し、無職の男性(65)も「怖いと思っていたので、すぐに分かってほっとした」と語った。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする