「モデルと女優は違うから楽しいし、難しいから強くなれる」。同世代にも響く越智ゆらのの仕事哲学

14歳でモデルデビューし、23歳ながらすでに9年のキャリアを持つ越智ゆらのさん。10月からツイッターで始まる家族会議型バラエティ『竹山家のお茶の間で団らん』への出演も決定しています。

現在は映画やドラマで女優としても大活躍の越智さんですが、曰く「モデルと女優は真逆の仕事」。ふたつの両立させる面白さや大変さ、さらに、父親から教わったという仕事の哲学について、ご本人にお話をうかがいました。
▼中学生でモデルデビュー。23歳にしてキャリア9年のスゴさ

―― 14歳から仕事を始めているので、すでに9年のキャリアがあるんですね。

はい。14歳からファッション雑誌『ポップティーン』でモデルを始めて約6年半になりますが、今は女優のお仕事もいただきながら、2020年からは雑誌『ラルム』でもモデルをしています。

―― モデルと女優業、複数の仕事を同時こなすのは、きっと大変ですよね?

実は、モデルと女優って、表現が真逆なんです。モデルは「私」という人間がウリなので、全力で自分を出すことに集中します。読者さんにも、編集者さんにも、自分にしか持ってないものをアピールするイメージですね。

でも、女優の仕事はその逆で、自分じゃない誰かを演じるために、自分を隠すことが大切になります。そこのバランスが難しいですね。自分が出過ぎちゃうことがあるので、今もまだ試行錯誤しています。

―― なるほど、そう言われてみると、確かに真逆の表現方法ですね。

正直、オーディションなどでは「ここは自分の居場所じゃないな……」って感じるときもあります。でも、全然違うからこそ楽しいし、難しいから強くもなれる。

自分を隠す必要はあっても個性は活かせると思うので、どうやってお芝居で自分らしさを出すか、日々学びながら仕事に向き合っている感じです。
▼大切なのは「感謝の気持ち」。哲学として守り続ける父の教え

―― 仕事で達成感を感じるのはどんなときですか?

一緒に共演する女優さんや、現場でお会いするスタッフさんの素敵な人間性に触れると、「絶対にこの現場でたくさん吸収して帰ろう!」って思います。

そういう日は家に帰ってからすごく温かい気持ちになるし、自分自身と向き合うきっかけにもなります。自分をもっと好きになれる瞬間でもありますね。そういうエネルギーに満ちあふれる時間が、私は大好きです。

―― 仕事をする上でのマイルールみたいなものはありますか?

仕事に対する考え方や価値観は、父からの影響が大きいですね。別々に暮らしていましたが、父は私が1番尊敬する人なんです。

仕事の分野は全然違いますが、父はとにかく人とのつながりを大切にしていて、少しでも関わった方には「よろしくお願いします」という挨拶と、「ありがとうございます」っていう感謝の気持ちを忘れないようにと教えられました。

―― その教えが仕事でどういきていますか?

私はもともとおしゃべり好きですが(笑)、空き時間には、共演者の方とたくさんコミュニケーションを取るよう意識しています。相手のことをよく知ることで、より深く交わることができると思うので。

例えば、自分がなにか失敗をして怒られたとき、相手のことを知らなければ怒られたことばかりを意識して、ついマイナスに捉えがちです。でも、相手を知っていれば、どういう気持ちでそれを指摘してくれたのかが分かります。

それが理解できれば、自分の課題を改善しようって前向きに捉えられるし、考え方が変わるきっかけにもなります。相手をちゃんと理解して、何事にも前向きに興味を持つ。そういう姿勢を大事にしていればすべてが学びになりますし、学んだことはきちんと仕事に活かせている気がします。
▼好きを仕事にするコツは「なんでもやってみること」

―― 好きを仕事にするコツはありますか?

なんでもやってみることかな。

私はモデルになりたい!と強い気持ちで始めたわけじゃなくて、雑誌やファッションが好きだから、ちょっと興味があるっていう程度で一歩を踏み出しました。でも、やり続けていくうちに好きにつながった、という感じです。

―― 始めから好きじゃなくても、後々好きになることもあると?

同世代からも「自分はなにが好きか分からない」「どう努力したらいいのか分からない」という声をよく聞くんです。興味が少しでもあるなら、一歩を踏み出してみるといいよって私は思います。

―― 考えているだけでなく、まずは行動に移してみようということですね?

そうです。今は映画でも、音楽でも、YouTubeでも、エンターテイメントはいろんなところに散らばっています。SNSから情報も得やすいし、興味のあることを学んだり、体験してみたり、なにかを始めるきっかけとなるツールは至るところにあると思うんです。

行動に移し、体験してみれば、それが好きか嫌いか、自分に向いているか向いてないかは分かるはず。それだけでも大きな一歩ですよね。そうやって軽い気持ちでも試してみるのがいいと思います。失敗したり、思ったことと違ったりしても、どんどん次に行けるのが若さの特権だとも思うから(笑)。
▼新社会人へアドバイス。「自分の気持ちと向き合う時間を大切に」

―― 越智さんの同世代には、これから仕事をする人や、仕事を始めたばかりの新社会人もいます。キャリア9年の先輩からなにかアドバイスはありますか?

学生のときは、流れるように道筋が決まっていて、それに身を任せれば進んでいけたと思うんですけど、社会人になると自分で決断する場面が多くなりますよね。

そういうとき、周りの言葉に耳を傾けるのはもちろん大切ですが、自分の気持ちを1番大切にしてほしいなって思います。

本当に辛くなったら自分と一旦向き合う時間を取ったり、自分の気持ちが本当のところどうなのかということを確かめたり、今とは全然違う道を選ぶのもいいと思います。自分の気持ちと向き合う時間を大切に、自分の気持ちに正直にいてほしいと思います。

―― 越智さん自身がこれから新しくチャレンジしてみたい仕事はありますか?

一時期、ナレーションのお仕事をさせていただいたことがあって、滑舌は良くないほうなんですけど、声のお仕事は挑戦してみたいなと思っています。私が簡単に手を出せるものではないですけど、興味はありますね。

―― 今回、出演されているツイッター配信の家族会議型バラエティ『竹山家のお茶の間で団らん』について、ひとことお願いします。

ツイッターって、実は私がすごく大切にしてるSNSなんです。インスタグラムとかTikTokとかいろいろありますけど、言葉が好きなので、実はツイッターを見る時間が1番長いんです。

今回は今までにない「ツイッター番組」と聞いて、すごくテンションが上がりました。新しい試みに自分が挑戦できるのも、とっても嬉しいです。

最初は緊張しましたが、共演の竹山さんも篠田さんもすごく優しくて、番組が始まったらすぐに緊張が解けちゃったくらい楽しんで収録できました。反響もすごく楽しみです。ツイッターの番組が一般的になって、これからもずっと続けていけたらいいなって思います。

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