小泉進次郎氏、総裁選で河野太郎氏支持を表明 派閥締め付けNO 父・純一郎氏ばりに古い自民ぶっ壊す?

小泉進次郎環境相(40)は14日、地元の神奈川・横須賀市内で記者会見し、自民党総裁選(17日告示、29日投開票)に出馬する河野太郎行政改革担当相(58)を支持すると正式に表明した。派閥の締め付けに疑問を投げかけ、「自民党も変わらなければならない」と“党風一新”を強く訴えた。
地元支部で総裁選の対応について協議した進次郎氏は、会見冒頭で「一致団結をし、全会一致で河野太郎さんを支持する決定をしました」と宣言した。新型コロナウイルス対策をワクチン担当として進めてきたことなどを理由に挙げ、「コロナで日本も世界も変わる時に、自民党も変わらなければならない。誰が党風一新できるか、答えは明らかだと思う。河野さんの突破力は群を抜いている」と訴えた。
安倍晋三前首相(66)が強い影響力を持つ党内最大派閥の細田派はこの日総会を開き、岸田文雄前政調会長(64)と高市早苗前総務相(60)を派として支持することを決めた。進次郎氏は「河野太郎だけはダメだというような決定に対して、こちらに集って共に支えていただきたい。特定の誰かと口を利いたり、支援を求めたらその瞬間から排除される対象になりかねないという体質は異質じゃないか」と派閥の在り方に疑問を投げかけた。
父である小泉純一郎元首相(79)は、2001年の総裁選で「古い自民党をぶっ壊す」のフレーズで劣勢の予想を覆し、総裁の座に就いた。進次郎氏も、「河野さんのような強烈な個性を持つ個人が、躍動できる懐の深い自民党に変えなければならない。古き良き自民党に戻ることは国民、党員は求めていない」と強調。「(河野氏が)総理になれば、日本も自民党も変わる」と純一郎氏ばりに訴えた。

進次郎氏と河野氏は、ともに神奈川県内の選挙区選出で近い関係。再生可能エネルギーを最優先とするエネルギー政策などで意見が一致し、同じ神奈川の菅義偉首相(72)も含め意見交換を重ねてきた。首相は周囲に「河野氏を全面的に支えたい」との意向を示している。
世論調査で次期首相にふさわしい人として1位に挙げられている河野氏。陣営は、国会議員の比重が高い決選投票に持ち込ませず、地方票の比重が高い1回目の投票で勝負を決する戦略を描いている。国民的に人気の高い進次郎氏の河野氏支持表明は、党員・党友や国会議員の投票行動に影響を与えそうだ。
◆「古い自民党をぶっ壊す」 2001年4月、森喜朗首相の退陣に伴い、自民党総裁選が行われた。小泉純一郎元厚相(当時)は最大派閥の橋本龍太郎氏を退け、下馬評を覆す勝利。派閥政治を旧態依然と位置づけ「古い自民党をぶっ壊す」を連呼し、小泉流を象徴するフレーズとして定着した。「小泉内閣の政権運営に反対する勢力はすべて抵抗勢力」、「聖域なき構造改革」も有名。郵政民営化など既得権益に切り込む姿勢が国民的人気を呼んだ。06年9月に退任するまで安定した政権運営を行った。

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