成田山新勝寺、早くも護摩札作り コロナ収束・日常戻るよう願い込め 正月に向け約60万体

成田市の成田山新勝寺で15日、早くも来年の正月用の護摩札作りが始まった。新型コロナウイルスの収束が見通せない中、僧侶たちは一日も早く日常が戻るよう願いを込めて一字一字丁寧に浄書。年の瀬までに7種類約60万体用意する。
成田山の護摩札は、御本尊不動明王を表す梵(ぼん)字が記されている。参拝客が「家内安全」や「商売繁盛」などそれぞれの一番の願いを込めて持ち帰る。新型コロナの感染拡大前は三が日だけで300万人以上が初詣に訪れるため、札作りを間に合わせようと例年9月ごろから30人体制で作業している。
作業初日、光輪閣の月輪の間で正座した僧侶8人がモミの白木の札に筆を入れた。下の方になるにつれて幅が小さくなる札に合わせ、字も小さくしていく成田山独特の書体で浄書。紅白の水引を掛けて護摩札を仕上げた。正月に参拝客の名前や願いを書き、護摩祈とう後に授けられる。
浄書にあたった僧侶の寺口照慧さん(47)は「一日も早くコロナが収束し、平穏な日々を送れるよう願い丁寧に書いた。皆様を受け入れる万全の準備を進めていきたい」と話した。
今年の初詣は新型コロナ対策のため三が日を避けた「分散参拝」を呼び掛けた。ワクチン接種が進む来年の対策については、感染状況をみながら検討している。

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