「脱・体育座り」の学校が話題 長時間は子どもに悪影響?

★「脱・体育座り」の学校が話題 長時間は子どもに悪影響? [ev08]学校でおなじみの「体育座り」が子どもの体に悪影響をもたらすとして、この体育座りをさせない取り組みをしている学校が話題になっている。
その学校というのが、山口・下関市立豊北中学校。
2021年の4月に全校生徒が集まる講演会で、1時間以上体育座りをしていた生徒たちのつらそうな顔を見て、学校側が“脱・体育座り”を決めたという。
そこで取り入れたのが、パイプいすだった。
結果、集中力が上がって、話をちゃんと聞くようになったという。
しかも女子生徒にとってはスカートだったりして、それも気にならなくて済むという。
そもそも日本で体育座りが広まったのは、いつだったのか。
今から56年前に当時の文部省が発行していた体育科における集団行動指導の手引の中に、腰をおろして休む姿勢として、体育座りが掲載されていた。
この手引が、体育座りが全国に広まったきっかけなのかとスポーツ庁に問い合わせをしたところ、当時、すでにある程度導入されていたということで、それが参考資料としてまとめられていたのではないかという。
そのため、体育座りは、もっと前から浸透していたという可能性はある。
この長時間の体育座りが、子どもたちの体にどんな影響があるのか。
人間の姿勢を研究している武蔵野美術大学の矢田部英正さんは、猫背のように背中が丸くなってしまうと、内臓や坐骨(ざこつ)にストレスがかかって、結果、腰痛などの原因につながるとしていた。
では、床に直接座るには、どんな座り方がいいのか。
矢田部さんは、「歌膝」という中世、宮廷の歌人が歌を詠む時の座り方が適しているとのこと。
あぐらをかいた状態から、片足をクロスするように斜め前に出す座り方が、歌膝。
スポーツ庁の担当者は、長時間子どもたちを同じ体勢で座らせると、体に負担をかけさせるため、この体育座りに限らず、適切な時間で指導することが重要だとしていた。

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