中学生10年後12%減 外房4学区は大幅落ち込み 千葉県教委、高校統合議論へ

千葉県立高校の統合を含む適正配置などを議論する「次期県立高校改革推進プラン策定懇談会」に、県教委は議論の土台となるデータとして全9学区の中学校卒業者の見込み数を公表した。2022年3月卒業は全県で5万2997人で、10年後の32年3月は4万6768人となり、約12%にあたる6229人が減るとの見通しを明らかにした。外房地域の減少率が著しく、全学区で中学校卒業者が減る。県教委は懇談会の今後の議論を踏まえ、高校統合の規模などを盛り込んだ次期プランを本年度中に策定する方針。
県教委は策定懇談会の会合で、学識経験者や教育団体代表らの懇談会メンバーに対し、現行プラン(12~21年度)や具体的内容を盛り込んだ実施プログラムの内容を紹介。今後の生徒数の推移と、県立高校の適正配置など今後議論するテーマを説明した。
次期プラン策定議論の土台となる県内中学校卒業者見込みも公表。減少数が最も多いのは第1学区(千葉市)で、22年3月の8471人に対して10年後の32年3月は6947人となり、1524人減る見込み。
減少率では、第6学区(山武地域)が28・7%で最も高く、第5学区(香取海匝地域)の28・3%、第8学区(安房地域)の26・9%、第7学区(長生夷隅地域)の26・6%となり、計四つの学区で生徒数が4分の3以下となる見込み。
策定懇談会では今後、「(推進プランの)基本的コンセプト・改革の方向性」「職業系専門学科」「単位制、中高一貫校」などのテーマについて協議し、県立高校の「適正規模」「適正配置」など統合についても議論を深め、次期プラン原案に意見を反映させる。
県教委は今年11月に次期プラン原案を提示する方針で、パブリックコメントを経て来年3月に計画を決定する予定。高校統合については、次期プランに学校数など「規模」を盛り込む方針だが、統合対象となる具体的な学校名は次期プラン決定後の「実施プログラム」に盛り込まれる見通し。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする