「私が知っている歌舞伎町じゃない」“100カ月連続NO.1キャバ嬢”判決後 激白

9月8日、自らを“100カ月連続でNO.1のキャバクラ嬢“と称して、YouTubeなどで活動していた「桜井野の花」こと、渚りえ被告(32)に判決が下された。懲役6ヵ月の執行猶予と、罰金100万円、追徴金4034万8615円だった。判決の日の夜、渚被告が私たちの取材に応じ、心境を語った。
取材場所に指定されたのはキャバクラ店「R」。“黒服”に通され、個室で待機すること20分。午後9時すぎに渚被告は花柄の白いワンピースで我々の前に姿を現した。表情はどこか安心しきった様子で、「オーナーの桜井野の花です」と笑顔で挨拶し、着席するなり次のように続けた。
渚被告:私こんな重たい罪を犯してしまったんだってハッとするような感じだったというか。名義貸し無許可で、懲役とか執行猶予っていうのはなかったと思うので、ちょっと重たくなったんだなっていうのが正直な第一印象です。
当初、略式起訴で済むと楽観視していたという渚被告。しかしフタを開けてみると、執行猶予が付いたとは言え、懲役6か月。加えて罰金100万円と、通帳の残高や自宅の金庫に残っていた4034万8615円が追徴金として課された。
有罪判決の感想を問うと、しばらく考え込むような様子を見せ、「私が知っている歌舞伎町じゃない」と心境を吐露した。
渚被告:歌舞伎町で10年以上働いていて今年11年目なんですけど、自分の名義で店の経営をやっている人って、両手で数えるほどしかいないですね。“名義人“ってものがいるのが当たり前と思っていました。

渚被告が初公判で言及した「歌舞伎町のルール」。歌舞伎町に限らず繁華街では、他人名義で店の経営をすることが一般的だったと話した。渚被告も、自身が経営する店舗で毎月1回開かれるミーティングにおいて、月5万円で名義人をやってくれる人を立候補で募っていたと言う。
名義貸しのない世界は『私が知っている歌舞伎町じゃない』。しかし他人名義で経営することが一般的だったとは言え、れっきとした違法行為だ。渚被告は「私だけが罰せられないというのは経営者として浅はかだった」と反省の念を口にした。
渚被告は、今後、歌舞伎町で「R」」の経営を続けながら、”地方進出”を考えていると前向きに話した。
渚被告:歌舞伎町・銀座・すすきの・中洲などの繁華街ではなく、飲み屋街くらいのところだったら、『桜井野の花がオーナーで店を出した』みたいに話題になるかなと。桜井野の花って名前を使って、午前1時までの合法的な形で、私がNO.1になれる場所を探そうかなって思っていて、歌舞伎町はそれのアンテナショップになれば良いかなと思っています
NO.1になれる場所を求めて、地方にも活躍の場を移す。なぜそこまで“NO.1”にこだわるのかー
渚被告:キャバクラ嬢として自分を売り出すときに何かキャッチコピーがないと、しんどいなって思って。何ならできるだろうって思った時に、継続して物事を続けることが人より苦じゃない形で昔からできたので、絶対にNO.1を維持するって決めて。

渚被告:そのためには、ここでNO.1になれないって思ったら他の店に行く。ランクを下げてでも、自分の勝てる場所で勝負する。そうすると“100ヵ月連続NO.1”って言うのは嘘じゃないじゃないですか。そうやって続けていくと、この娘が歌舞伎町でも売り上げ断トツNO.1だよねって言ってもらえた。
しかし風営法違反で有罪が確定すると、5年間は自分の名義で店を経営することができない。店の経営を続けて行くことに関して、渚被告は「今後は、個人事業主ではなく、法人化して、合法的な方法で経営を続けていく」と断言した。
そして最後に、キッパリとした口調で次のように語った。
渚被告:名義貸し無許可で営業している店舗もたくさん繁華街にはあるので、今回の私のニュースだったり判決がこんなに重たくなったのをきっかけに、歌舞伎町や歌舞伎町をはじめとする繁華街のキャバクラ経営がもっとクリーンになってくれることを願っています。
今後は控訴せず、判決を受け入れる意向だという。
(フジテレビ社会部・司法クラブ 熊手隆一)(イラスト 法廷画家・石井克昌)

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