富士山近くでかなり明るい火球出現 撮影者は「秋から流星群が活発化」

宇宙空間には、小さなチリやゴミ、小石のような物体が無数に漂っている。これが地球に向かってきて毎秒10キロを超える猛スピードで大気に飛び込み、空気などの分子と衝突して光を出す現象が流れ星(流星)だ。
流星の中でも特に明るいものが火球。その火球が富士山近くで撮影された。
地上で観測された明るさが-3から-4等級より明るくなるものを、一般的に火球と呼んでいる。平塚市博物館天文担当学芸員の藤井さんは、今月10日午後11時27分頃に、富士市内で火球の撮影に成功。
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「末端で爆発し、空を明るく照らしていた。明るさは-4等級はあったと思う」と話す。
【動画】撮影に成功した火球爆発の様子
藤井さんによると、撮影された火球は突入速度は60キロ、突入角17度で落下し、房総半島上空を流れたという。

流星はしばしば燃えているといわれるが、厳密には燃えるのではなく、大気の分子と衝突することで運動エネルギーが熱エネルギーに変化。この熱でガス化した流星本体や大気の分子が光をだしているそうだ。
明るい流星はなかなか目にすることはできないが、暗いものを含めると流星は毎日いつも無数に降り注いでいる。また、毎年決まった時期に、決まった方向から流星が多く見えることがあり、これを流星群と呼ぶ。
藤井さんは「秋からは10月にオリオン座流星群、11月はおうし座流星群、12月はふたご座流星群といったように、流星群が活発化する」と語る。
日頃から「空を見上げればそこは宇宙。空の活動にぜひ注目してほしい」と話す藤井さん。

今月10日午後6時40分に、平塚の自宅から望遠レンズで撮影した「細い月と金星のランデブー」も投稿。18日には月と木星が接近し、21日に中秋の名月を迎える。
先ほど、かなり明るい火球が出現しました。2021年9月10日23時27分48秒に、富士から南東に向けた広角カメラで見た様子です。末端で爆発し、空を明るく照らしました。 pic.twitter.com/iMVabIXZZd
藤井大地 (@dfuji1) September 10, 2021

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