「支援依頼の思いあった」=贈賄側業者が証言―吉川元農水相公判・東京地裁

鶏卵業者から500万円を受け取ったとして、収賄罪に問われた元農林水産相で元衆院議員の吉川貴盛被告(70)の公判が13日、東京地裁(向井香津子裁判長)であり、贈賄側の秋田善祺被告(87)の証人尋問が行われた。同被告は現金提供の際「大臣として養鶏業界の諸問題で支援してほしいとの思いがあった」と述べた。
鶏卵業者「アキタフーズ」(広島県福山市)代表を務めていた秋田被告は、2015年夏ごろから養鶏業界について勉強してほしいとの趣旨で吉川被告に盆と暮れの年2回、100万円ずつ現金を渡していたと証言。農水相在任中に提供した500万円にもそうした趣旨があったと説明した。
その上で、500万円には勉強だけでなく、検察側が賄賂提供の目的と主張する「アニマルウェルフェア(動物福祉)」国際基準案への対応も含む業界の問題で大臣として支援を依頼する趣旨が心の中にあったと述べた。
吉川被告から現金を要求されたことは「一切ない」とする一方、提供の際に拒否されたこともなかったと話した。
吉川被告は現金受領は認めた上で、「政治献金だと受け止めていた」と賄賂性を否定。無罪を主張している。

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